【脱力】たった一つのチェックでわかる。欠陥住宅の見分け方。今時こんな家づくりしてる会社あるんだ…
※以前の記事の書き換えです。
昔は新聞を賑わせることもあった欠陥住宅、最近あまりききませんよね。
ましてや北海道で欠陥住宅、もしくは札幌で欠陥住宅ってほんと聞かなくなりました。
技術開発と市場競争が激しい北海道です、欠陥住宅を売ってるような会社はとっくに淘汰されてしまっているのかもしれません。
そんな昨今、とある新潟の住宅メーカーの家づくり、および対応が最悪と話題になりました。
・バルコニーの防水立ち上がり(コレが低いと室内に水が入ってくる恐れがあります)
・バルコニーの水勾配(上記同様、ダブルだと危険が更に倍!)
・バルコニーの壁の高さが足りない(危ないよね)
などなど、ツッコミどころの設計、施工の上
「ウチはこのやり方で今まで問題なかった!」と、法令や住宅保険の適用外の施工をしつつ開き直っちゃうというヤバさ、流石に北海道である程度数字もっている住宅会社さんでこんなひどい話はもう聞くことは無いですね(もちろんかつてはありました)
ただ上記のは、最悪施工上のミス、ミスを謝罪の上しっかり手直し工事をして…という過程を踏めば(この会社は開き直っちゃってるので最悪)まだあるかな、っていうレベルです。
私が最も悪質だなと感じたのは。
【サイディングのコーナー材を使わず、出隅にコーキングでおしまい】
施工です。
流石にコレにはビビりました。
明らかに住宅の性能を維持できない上に、顧客の不利益を顧みずにコストダウンしちゃってる、明らかに「わかってやってる」やっちゃいけない施工だからです。
通常サイディングの出隅の部分はこういう施工を行います
画像 樹脂系サイディングボードの塗装目安(10~20年)普及率5%ですが耐久性あり | 外壁塗装Navi ~塗り替え時期・相場は?~
いわゆるコーナー材を用いて施工します。
ここをコーキングで済ませてしうと、平面に比べて複雑な力が加わりやすい出隅はすぐに割れが発生してしまい、内部構造への浸水の原因となってしまいます。
コーナー材を用いない場合でも金属系の材料を角度に合わせて挿入して仕上げるなどの施工方法がありますが、「コーキングで済ます」は最悪のチョイスです。
家を買うことはものすごく高い買い物です。
住宅メーカーは少しでも安く消費者に住まいを届けようと一生懸命コストダウンの努力をしているのは確かです。でも多くの場合「より良く、より安いものを」という方向に向かっての努力です。
「安かろうう悪かろう」では最終的に会社の利益に結びつかないことを知っているからです。家を建てれば売れる時代はとっくに終わり、より高い品質を消費者が求める市場環境が出来上がっています。
特に環境が厳しい北海道の住宅会社の多くが品質の向上に余念が無いことを私もよく知っています(地場企業であっても少なくともランキング上位会社の品質は全国レベルでも高いと思います)
今回は他県の会社の話でしたがもしかしたら身の回りにもこういう消費者により良い住宅を届ける、なんて考えは毛頭なく、手抜きをしてでもコストダウンを図り自社の利益を確保する。なんて考えの会社があるかもしれません。
情報の不均衡が崩れ、消費者がどんどん知識を持つこのご時世にこんな心配をしなきゃならないなんて少しさみしいですね。
最後に、この被害を受けつつも泣き寝入りせずに戦い抜き、新しい住まい購入に前向きに取り組まれてる猫ヤパさんに賛辞を送りつつ、素敵な住まいと巡り会えることを心からお祈りいたします。id:necoyapa