住まいづくりの参考にしたい札幌の飲食店5撰 カフェ篇
今日本で一番伸びている住宅会社、一条工務店さんのスローガンをご存知ですか?
「家は性能」
この言葉の通り一条工務店さんはハイスペックかつハイコストパフォーマンスな住宅をメインに受注を伸ばしまくっています。
そして言葉通り、デザインはものすごく微妙です。
デザインだって住宅の性能
ただね、私は常々デザインだって住宅性能の大切な一部なんじゃないかって思ってます。
だって住宅のデザイン(コーディネートや間取り、素材選べに至るまで)によって、住む人がどういう時間を過ごすのか、訪れる人にどういう印象を与えどういう気持を持ってもらうのか、だとか家族間でどういったコミュニケーションが起こるのか、なんてことが定まってくると思うんです。
札幌の優れたデザインをもつ飲食店を紹介
北海道にはデザインを得意とした住宅会社がいっぱあります。
そりゃあお高いところからお手頃な価格まで、予算内でデザインについても最大限の満足を提供すべく頑張ってくれています。
今日はそんな会社を紹介!するのではなく、新築だけじゃなく賃貸やリフォームでも住まいのデザインづくりに参考になるであろう札幌の飲食店を紹介したいと思います。
どんなに優れた会社にお願いするにせよ、自分の中で”こういう空間に住みたい!”といったイメージがなければ本当に満足行く空間デザインは造れませんからね。
ひとまず今日は5店舗紹介します。
オフグリッドカフェ フィジカル off-grid cafe physical
中央区北5条西11丁目にあるフィジカルさんは、広告、その他デザインを本業にしているcommuneさんというデザイン会社が企画プロデュースするカフェ。
コンセプトは難しいので割愛(すみません)
デザインテイストは流行りのインダストリアルな空気感を出しつつも作り込まれず、だけど計算づくでラフでむき出しの素材感を前面に出している、と言った感じでしょうか。
写真:公式サイトより
off-grid cafe "Physical"
〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西11丁目8
森彦
札幌のカフェシーンを牽引するモリヒコさん、現在個性的なカフェや、スイーツショップなどを6店舗(D×Mを入れると7店舗)経営しています。古民家や倉庫、工場をリノベーションして居心地の良い喫茶空間を作りあげる手腕は超一級。
その中でも1号店は、円山地区の閑静な路地裏にひっそりと佇む古民家を年月を刻んだ木材だけが持つ風合いを活かしてとても上質な空間を作り上げています。
実はグループを束ねる市川草介氏も元はグラフィックデザイナーとのこと 。デザイナーならではの感性が飲食店に奥深さを与えているのでしょう。
各店舗ともに空間デザインはとても優れているので、住まいのデザインアイデアを拾いに行くには最適な場所と言えるでしょう。
森彦
札幌市中央区南2条西26丁目2-18
営業時間 : 平日・祝日 11:00-21:30(L.O 21:00)
土日 10:00-21:30(L.O 21:00)
定休日 : なし *年末年始休あり
inZONE TABLE cafe & dining
3店舗目は住宅会社、ジョンソンホームズさんの注文住宅ブランドであり、人気インテイアショップでもあるinZONE(インゾーネ)さんが手がける飲食店。
コチラは南円山地区の一角にお店を構えます。
住宅会社が運営しているだけあって、デザインもどこか住宅風、もちろん良い意味で。カッコイイ空間なんだけどどこか親しみやすく、すぐにでも住まいの参考になりそうなインテリアです。
さらにこちらの良いところは、使っているインテリアを系列のインテイアショップでほぼ購入可能な点、なんなら住まいづくりをそのまま相談できちゃいます。(その日の内に即お店で、というわけではありませんが)
写真:公式サイトより
inZONE TABLE cafe & dining
〒064-0806 札幌市中央区南6条西22丁目3-45
ランチタイム:11:30~15:00(L.O.14:30)
カフェタイム:11:30~17:00
ディナータイム:17:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日:水曜日(祝祭日の場合は翌日)
ろいず珈琲館 旧小熊邸
写真:ろいず珈琲館 旧小熊邸 (トリップアドバイザー提供)
3店舗目は中央区、伏見の高台にある”ろいず珈琲館旧小熊邸”
数店舗展開するろいず珈琲館さんのフラッグシップ店舗です。
コチラは北海道に数々の名建築を残した”田上義也”氏の住宅建築を喫茶店として利用したものです。
建築に詳しい方は最初の写真を見て、自由学明日館と似た雰囲気を感じるかもしれません。CMなどでも多く使われる名建築です。
旧小熊邸の設計者、田上義也氏は近代建築3大巨匠の一人、先に紹介した自由学園明日館を設計士フランク・ロイド・ライトが東京帝国ホテルを設計した時の事務所で建築を学んび後に北海道に渡ったという経歴の持ち主です。
ライトの設計に憧れその設計思想とデザイン性を北海道の気候風土に融合させ、独特の建築を生み出しました。そんな貴重な建築を体感できるのが”ろいず珈琲館旧小熊邸”です。
古民家然とした佇まいながら、幾何学文様と直線を幾重にも組み合わせたモダンデザインは名建築ならではの存在感です。
写真:公式サイトより
ろいず珈琲館 旧小熊邸
札幌市中央区伏見5丁目3-1
営業時間 10:00~17:00
定休日 月曜日 (月曜が祝祭日の場合、翌日が定休日)
JETSET
気づくとなんだ円山地区が多くなっちゃいましたね。
最後は円山地区、大通沿いにあるカフェJETSETです。
ミッドセンチュリー家具をバランス良く配して、ポップだけど落ち着いた雰囲気を上手に生み出しているJETSETさんは、ファブリック、小物から名作家具、そしてその色使いなどインテリアを上手に住まいに取り込むためのヒントが此処かしこに散りばめられています。
1階には雑貨販売のスペースもあってカフェの世界観そのままのセレクトがひかります。
JETSET
札幌市中央区大通西22丁目1-7
OPEN 11:00~19:00
定休日 月曜
ということでカフェ篇5店舗。
ものすごく簡単な紹介になっちゃいましたが、肝心なこと。
どのお店も飲食のクオリティーは最高です!
ぜひ訪れて空間をチェックしつつ珈琲にスイーツにお食事にと楽しんで頂ければと思います。